白昼社とその周辺

白昼社と泉由良のお知らせブログです。

第二十二回文学フリマ東京に出店します。

 2016年5月1日に開催される第二十二回文学フリマ東京に、【白昼社】として出店して書籍などを販売します。ブース番号は「ア30」(アラサーと覚えると良いです。店主は31歳です)
 と、いう告知がぎりぎりで、もう本日なのですが……

 文学フリマはwebカタログというものがあって、ブースで販売している本を登録すると詳細が見られるようになっています。下記からちょっとご覧下さいませ。

 
 c.bunfree.net


 今回、4月14日に発生し、今も余震が続いている、
熊本・大分を中心とした震災への募金についてチャリティ販売を行います
 webカタログでの説明は下記。


 c.bunfree.net


 この本は、1999年(14歳のとき)に初めて書いた100頁ほどの処女小説です。2004年に縁あって旧新風舎の、新風舎文庫より発行されました。新風舎倒産後、最初に頂いていた著者献本分が手元に少部数残っています。今、白昼社から作っている書籍と違って印刷費などを掛けていないこともあり、
 今回この本の売上は日本赤十字社に全額送金する予定です。

 発売当時の定価600円より強気に、1500円と設定してありますが、Amazonでの価格は3000円になっていることもあり、ご理解頂けたらと思います。


 

夏の前、子どもの集会 (新風舎文庫)

夏の前、子どもの集会 (新風舎文庫)


 が、倍以上のお値段を取るということはやはり気が引けることです。又、処女作としてほぼリライトしないまま発行していた2004年から10年以上経った今、この本の改稿を始めています。時期は確定出来ませんが、旧版「夏の前〜」をご購入下さった方でご連絡先とご希望を下さった方には、リライトした『夏の前、子どもの集会』を上梓した際には献本致します。よかったら揃えてお手元に置いて下さい。

 今読み返しても、意外と今の傾向とは違っておとなの女性が主人公だったり、けれども実の自分には当時は書けない描写を巧妙に避けていたり、若書きというわけではありませんが初々しい一冊だと思います。と同時に、懐古的な気分だけではなく、小説を書いて売るのだと決めた頃の決意も、ありました。


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 ほか、東京の初売りは『文藝誌オートカクテル2015 耽美』と馬野ミキ詩集『子供の晩年』

 

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

  • 作者: 伊藤なむあひ,にゃんしー,赤木杏,ひのはらみめい(そにっくなーす),山本清風,牟礼鯨,霜月ミツカ,恣意セシル,ちょまっこりーな,馬場めぐみ,水銀,eb,泉由良,なかの真実
  • 出版社/メーカー: 白昼社
  • 発売日: 2015/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
 
子供の晩年

子供の晩年

 既刊は泉由良『すなこへ、』など。『すな子へ、』はこの判型が売り切れたら文庫化しようと思っています。装丁や中身の写真なども変わる可能性があるので、今、お手元にどうぞ。定価より安く600円に設定しています。

 

すな子へ

すな子へ

 紙書籍版『キャンディと王様』シリーズは、隣のブース「おとそ大学パブリッシング」さんにて、キャンディ〜の著者にゃんしー氏に直接販売して貰うようにお願いしたので、お隣「ア29」で買えます。3冊セットで買うと2割引です。


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 今回、文学フリマガイドブック通算第9号の編集を、8号に続き務めました。私は今回をもって編集の関係からは離れる予定ですが、今回も50冊近くを、秋山真琴編集長をはじめとする編集者3人で読み、コメントを書いています。お好みの本を見つけるガイドの一端になれば良いのですが。1冊200円です。


 c.bunfree.net


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 ほか、寄稿などあるのですが時間が無い(今、文フリ当日の朝の4時です!)のでごめんなさいすみません。文学フリマにいらっしゃる方は、ア30にて、お待ちしております。’緊張していますが……よろしくお願いします。

  


 

展示「春の部屋 旅の部屋」

 www.kara-s.jp


 盟友(と、勝手に思っております)岡山愛美ちゃんの展示なので観に行きたいです……! こちらも京都。行けるだろうか……。

大島奈王・岡山愛美・郷間夢野 3人の作家によるインスタレーションの展覧会です。
COOKIEBOYによる展覧会にちなんだオリジナルクッキーの販売もいたします。
【期間】2016年4月26日(火) 〜 5月8日(日) 無休
【時間】11:00 〜 20:00 ※最終日18:00迄
【会場】kara-Sギャラリー


 岡山愛美氏の前々回(かな?)くらいの展示と、その前の京都精華大学での展示などを観に行っていて、だいぶファンです。ファンです! 卒展のときも観に行きましたね。


 まぁちゃんは学部生だった頃、私が自分のHPに公開していた詩を読んで作品を作ってくれたり、もっと遡ると、中学や高校での演劇も一緒に頑張れて嬉しかった。その当時のレビューは、今のはてなダイアリでは公開していないかも知れないので、ちょっと発掘しますね。



 高校で中島らも『ベイビーさん』(リリパットアーミー)を上演したときには、キャストと兼業で、サーカスの天幕に素晴らしい画を描いてくれました。ファンタジックで素晴らしい記憶。私自身は大体保健室の小部屋にいるような生徒だったけれど、演劇は良い思いでに溢れています。彼女はキャストとしては「ベイビーさん」という見る人によって姿が変わる不思議な動物の役で(これだけ記述すると何のことやら、という感じですが)私は脚本リライトと、サーカスの玉乗り娘の玉ちゃんという女の子の役でした。


 

リリパット・アーミー―しこみ篇 (角川文庫)

リリパット・アーミー―しこみ篇 (角川文庫)

 

リリパット・アーミー―ばらし篇 (角川文庫)

リリパット・アーミー―ばらし篇 (角川文庫)


 ベイビーさんは角川文庫の脚本を私が1時間尺にリライトしていました。ひとつひとつが夢みたいだなあと思います。大学に居たときは団体行動が苦手過ぎて劇団を辞めてしまって、それ以後ワークショップで1本した以外は、触れていません。さみしいな。



 manamiokayama.com

    

純文学を志す5作の推薦を頼まれたので打線を組んでみた。


 純文学系の文学賞を受賞したいひとから、
「読むべき本は沢山あるとは思うけど取り敢えず小説を5作品推薦して!」
 という端的なメールが届いたので一生懸命リプライを書いた結果、頑張ってチョイス出来た気分になったのでメールリプライだけに留めずblog記事にしようと思いました。
 但し、筆者は大層未熟な読者であり、大いなる読書推薦者の文章を読んだ方が絶対に得ではあると思いますし、又、筆者の感覚的好みに偏っています、勿論。私ぜんぜん読書家じゃないんです(涙目。


  • 明治時代作品
 夏目漱石「倫敦塔」(短篇)  
倫敦塔

倫敦塔

 
倫敦塔・幻影(まぼろし)の盾 他5篇 (岩波文庫)

倫敦塔・幻影(まぼろし)の盾 他5篇 (岩波文庫)


 青空文庫*1 「倫敦塔」


  • 大正時代作品
 樋口一葉「にごりえ」(短篇)  
にごりえ

にごりえ

 
にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)


 青空文庫 「にごりえ」


  • 昭和〜
 村上春樹「納屋を焼く」(短篇小説)  
螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)


  • 平成〜
 川上弘美「センセイの鞄」(長篇小説)  
センセイの鞄 (文春文庫)

センセイの鞄 (文春文庫)


  • 海外作品
 ミヒャエル・エンデ「鏡のなかの鏡」(連作掌編集)  
鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)

鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)


 それではまたね!  *2



*1:青空文庫 著作権の切れた文学作品をweb上などで閲覧出来る方法のひとつ。

*2:打線は9人、という指摘を受けました。知らんがな。

「尼崎文学だらけ」web案内

「尼崎文学だらけ」が始まるよ!

 本を書いて作ったひとが売ったり、本を読むひとが好きな本が無いか探しに来てくれたら良いなと思っていたり(来てね!) 絵とか写真の展示もあるよ! っていう、イヴェントをします。


 尼崎文学だらけ そこに文学があるからだ

 20160411121944 20160324132146

(どちらの画像のカラーも共存する空間というカオスが実現されます……!)


 公式の略称は「あまぶん」ですね。(腹黒いひとは心のなかで「マガブン」と、禍々しい呼び方をしているらしいですよ)尼崎文学まがい? 尼崎文学かぶれ? と、色々云われております。
 一応注釈しておくと、尼崎はかなり大阪に接近している、兵庫県の街です。中島らもさんの出身地だったりしますね。(泉由良が住んでいる場所でもあります)
 私は「白昼社」として参加しつつ、スタッフもするのかな〜? 事前読書会などにも参加しますね。意外と甲斐甲斐しいので、のみものを運んだりしているかも知れません。


 4月1日から、本を売るひとはブースの申し込みが始まりますので、どうぞ、寄っていらっしゃって見ていらっしゃって触っていらっしゃって下さい。

 売る方ではなく、読みたい本を探しに遊びに来て下さる方は入場無料なので、イヴェント当日、2016年7月18日(月祝)是非是非、お待ちしています。本、好きですか?

 尼崎文学だらけ〜文芸誌・創作文学同人誌 展示即売会〜  

日付2016年7月18日(月祝)
時間11~17時
場所尼崎市中小企業センター会館 会議室401・402
入場料無料
イベント内容文芸誌・創作文学同人誌の販売
写真+小説(写文)を始めとした展示
書籍ガイドによるオススメ書籍紹介
販売される書籍の事前お試し読み会 など
企画団体尼崎文学だらけ

 販売する本はどちらかというと「文学」なのでしょうか? 小説(純文、エンタメ、ジューン)・詩歌・評論……本は楽しければどんな本でも良いと、泉は思い込んでいるふしがあります。
 公式webはコンテンツが増えていくらしいので、今後ともお付き合い下さいませ。
 twitterのハッシュタグも #あまぶん です。作った本や面白かった本のことをtweetするときに、矢鱈とこのハッシュタグを付けると良いことがあるのでしょう。

 



 あまぶん



『子供の晩年』販売情報

1月の新刊は、馬野ミキさんの詩集『子供の晩年』の紙書籍版です。


子供の晩年

子供の晩年

文庫版です。帯に、三上寛さんから推薦文を頂きました。
是非お手に取って下さい。


昨年発行した電子書籍kindle版の方も変わらず販売しています。

子供の晩年 (白昼社)

子供の晩年 (白昼社)

どうぞよろしくお願い致します。


又、白昼社へメールを頂ければ、通信販売でお送り致します。
お名前とメールアドレス、希望冊数をお送り下さい。
宛先 yuraco07@gmail.com
メールフォームから http://necotoco.com/mailbox/
送料は一括100円、お代はゆうちょ銀行へのお振込でお願いしています。



それから、著者馬野ミキさんの活動により、下記のお店にも置いて頂いています。

  • 高円寺 無力無善寺 

 ……LIVE中も購入、詩集だけの購入、可能です。
   HP http://homepage2.nifty.com/muzenji/

  • 下井草 Barモスカ

 ……詩集だけの購入、可能です。下記より営業されている日をお調べ下さい。
   Facebook頁 https://www.facebook.com/mosca.de.beer
   twitter @mosca_bar

  • 渋谷 Flying-Books

 ……HP http://www.flying-books.com/



ではでは……

最後に、ごりごりと工事をしている白昼社のHPを。中途ですがお立ち寄り下さいね。
 ……http://www.necotoco.com/hakuchusha/