白昼社とその周辺

白昼社と泉由良のお知らせブログです。

にゃんしー『ともだちの国』

 にゃんしー著『ともだちの国』を電子書籍にて発行しました。

ともだちの国 (白昼社)

ともだちの国 (白昼社)

その国では、結婚前の異性間の恋愛が許されない。
その代わり、同性間の恋愛相手「ともだち」との行為を通じて愛することを覚えていく。


 主人公「湖東全ことうぜん」は美しい稚児の少年。舞台は京都府の近くの湖にある島のなかの宗教カルト国家。全は高上位の稚児として、僧侶たちの夜伽の相手──〝ともだち〟──になっていた。全の周りにいた少年、少女、侍女、そして国の妃。
 人を愛することを知らなかった高位の稚児だった「私」が愛を知るまで、「あの国」であったことを語ってゆく物語。

 紙書籍版と装幀を新たにし、おとそ大学パブリッシングから文学フリマで同人誌で発行されていたものを電子書籍の形で白昼社から出版しました。定価は紙書籍版の60%です。