白昼社とその周辺

白昼社と泉由良のお知らせブログです。

第二十三回文学フリマ東京で赴くブースをざっくりと。

 11月23日(水祝)第四回文学フリマ東京、東京流通センターにて私は、【A-15】白昼社で本を売ってると思うので、お越し下さいね。入場料は無料です。
 で、下記ブースに行きたい。詳細を書く時間が取れないのですがリコメンドしておきます。
  ちなみにどうしてこんなに前情報があるかというと、こちら、文学フリマwebカタログを参考にしているからです。ブース出店者の皆様はここに販売予定の書籍を登されることがありますので、どうぞご参照下さい。長いので畳みます。

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電子書籍版『キャンディと王様第2章』を発行しました。

 女子高生草野球小説『キャンディと王様』(にゃんしー)の電子書籍版第2章を発行しました。
 前章を発行してからかなり遅くなってしまいました。それなのに既にご購入下さった方、ありがとうございます(ありがとうございます)
 紙書籍版の第1部の後半を収録していて、目下100円、最終的には300円になる予定です。300円になるまでにはヴァージョンアップして、イラストなど増やしたいですね。紙書籍版と違ってイラストレータを使っているので、「可愛く描いて下さい」と熱く希望しています。第2章の表紙は、野球部マネージャの「青井海」という少女。物語のキーパーソンでもあり、おっとりとして「みんなが楽しそうに野球をしてるのを見てるのが好き」と云うマネージャの女の子です。

 

 

 第2章のターニングポイントは、恋愛禁止だった筈の野球部にて、その禁止令を敷いたキャプテン水樹本人が初恋に落ちてしまうところ。
「恋愛禁止の令、破ってしまいました……」
 告白する部室。揺れる野球部。
 《王様》水樹に《キャンディ》乙彼若菜は「恋愛したっていいじゃんねー」と云ったあと、何か歌いながら去っていってしまう。
「〝シャロン〟を歌っているときの乙彼は、無理してるときやで」
 水樹はそれを知っていた。

 というわけで、激動の第3章までお付き合い下さいませ。第3章はもっと早急に発行するよう努めます……。表紙は誰かなっ。

 

キャンディと王様第2章 (白昼社)

キャンディと王様第2章 (白昼社)

 Amazonから購入する電子書籍kindleは、スマートフォン・PC・Mackindle専用端末で読めます。紙書籍版の60%を最終定価に設定することになりますので、是非詳細をご覧下さい。

 紙書籍は電子書籍と違って、モデルの女の子を使っています。実際に尼崎や西淀という「キャンディ」の舞台をロケして撮影しました。編集も著者も大好きな場所です。

 

キャンディと王様1〜野球が大好きな女の子〜

キャンディと王様1〜野球が大好きな女の子〜

 

 
 

  

zine展inBeppu3に参加してきました(過去)

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 前記事の通り、zine展inBeppu3に参加してきました。先月のことですが……。
 大阪南港よりフェリーさんふらわぁ号に乗り、動くホテルのようにワインをのんですやすや眠ったら別府港に着くという旅路です。別府の朝は喫茶店などが見つからなくて、スターバックスコーヒーでのんびりしました。

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 その後、海辺で遊び(京都盆地育ちなので海は珍しいのです)シャボン玉を飛ばして遊び、地獄蒸しプリンを極楽のように味わい、zine展inBeppu会場「旧ムラヤ青果」に到着しました。主催の豆塚エリさんとCozy Cornerのマスターのお茶を味わいながら、にゃんしーさんと4人でお話をして、こちら2名は尼崎文学だらけ主催ということで、一応主催者目線的なトークをしてきました。「イヴェントには赤鬼と青鬼が必要」というのは肝要だと思います。(あまぶんに於いては、辛口トークの悪役青鬼は泉由良。主催にゃんしーは良い人としてバランスを取っています)

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Corzy Conerさんはミントンやウェッジウッドの茶器が揃えられていて、紅茶もタルトも大変美味しかったです。

 中略。

 すみません、過去のことなので急いで書きますね。
「このポップ、喧嘩売ってるだろう」とにゃんしーさんに云われまくったポップの『火は綺麗』が完売するという、我が社のことながらちょっと驚きの事態を後日教えて頂き、びっくりしました。この本、いちばん高価ですよ!? とか云いつつ、白昼社を作ったのは『火は綺麗』の為ですから、とっても嬉しかったです。お買い上げ下さいました方々、ありがとうございました。
 
 
 

火は綺麗

火は綺麗

 
 小倉拓也第一詩集『火は綺麗』はもうすぐこの第2版も無くなってしまって、判型を変えようかなというところですので、今のヴァージョンはお早めにご入手下さいませ。

 

 才の無い優しいものよりも、身を焼くほどに才のある愚か者を求める。
                     ──小倉拓也。
 最後にはすべていとしくなる。    ──泉由良。

 (これが、喧嘩を売るようなポップの言葉)

  *

 会場では、ペーパーカンパニーの正岡紗季さんがお声を掛けて下さってとても嬉しかったです。委託イヴェントなのでこんなことを云うのは反則なのですが、やっぱり著者と喋るとその機会にご購入下さるということはありますね。だから最近の文芸イヴェントでは委託が流行っているように感じますが、例えば関東圏内なら関東の方は、直に参加した方がいいんじゃない? とよく思います。正岡さんも白昼社の本をお買い上げ下さいました。

 masaokasakiblog.wordpress.com

 (後日)
 泉「なんで正岡さんは泉のことをよくご存知でいらっしゃったんだろう?」
 にゃんしー「悪名高いからじゃない?」
 泉「あ、ハイ」

 反省としては、ぎりぎりになって疲弊しながら作った自社のポップより、綺麗できらきらしている他の参加者さんのポップが羨ましく、もっと頑張ろうと思いました。特に、『soyogui, その関連』の摑み所の無さ! 面白いのか面白いのか判らない見た目! ポップを書いてもよく判らない! (駄目出し3連!)自著なので、やっぱりよく売れて欲しいです。次にカヴァを作るときは、流通する多くの文庫本のように裏表紙にあらすじを入れようかなと思います。薦めて下さる方の言葉も「うまく云えないけど面白い」「尖った純文学。異端」という酷い(薦めて下さったのはありがたいのに酷いとか云わないように)言葉ばかりで、良さが伝わらない! 良いんだよ! この本、良いよ! 著者が云っているんですよ!(大丈夫か)題名からしてどういう本だか分からない感じに満ち溢れています。そよぎそのかんれん、と読みます。
 
 

soyogui, その関連

soyogui, その関連


 そして大きな反省。会場でちらっと聞いた、「アンソロジーっていう単語じゃ伝わらなかったようです」というのが身にしみましたね。「文藝誌」と銘打って、ポップに「アンソロジー」と書いていたのですが、表紙1に著者をずらずら書いていなかったので、「アンソロジー」が何か判らないことには著者も企画も伝わらないわけです。でもなんて書けば良いのでしょう? 共著? 共作? 競合?(違う)オムニバス?(??)
 これは、今後考えようと思います。
 つまり、zine展inBeppuはそういう単語が伝わらないような、一般の町を歩いている方がお客さんとして「お、何をやっているんだろう?」という感じで入店して下さるような、そんなところが素敵なイヴェントでした。路面店は、憧れますね。

 尚、アンソロジー。
 
 

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

  • 作者: 伊藤なむあひ,にゃんしー,赤木杏,ひのはらみめい(そにっくなーす),山本清風,牟礼鯨,霜月ミツカ,恣意セシル,ちょまっこりーな,馬場めぐみ,水銀,eb,泉由良,なかの真実
  • 出版社/メーカー: 白昼社
  • 発売日: 2015/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る


 帰宅して疲れて眠っているあいだに、即売会で本と出会うのは運命か、情報を出して狙って貰うべきか、みたいなtweetが回っていたようですが、起きてRTの群れを見て、くだらないこと云ってんじゃねー!! と思いました。前情報の有無なんか関係無しに、良い本と出逢えたひとは、運命を感じて幸せになれるでしょう。イヴェント主催は素敵な運命の出逢いが多いイヴェント演出に努めるべきでしょう。出展者は、そのひとの力量次第でしょう。tweetし合ってどうするんですかつまらない。

 ふぃ。地獄蒸しプリン美味しかった……
 あとね、くまっこさんの本、最後に残っていた見本誌を購入出来て良かったです♪

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 お疲れさまでした。

 
 【公式】別府・明礬温泉 岡本屋売店(元祖地獄蒸しプリン)

  


   

zine展inBeppu3に参加します。

 大分県別府で、こんぺき出版さんの主催されるzine展inBeppuにて、委託販売があります。今週末、15日土曜と16日日曜。お近くの方は是非。お近くでない筈の私は、おとそ大学パブリッシングのにゃんしーさんと一緒にフェリーで0泊2日で赴きます。何故なら魅力的だから! 幼い頃本当の地獄に連れていかれると思って本気で泣きそうになりながら「地獄めぐり」をして以来の別府です。今ではここは大分県であって地獄ではないと知っているので、(地獄めぐりをする時間の猶予は無さそうなのですが)先ず岡本屋地獄蒸しプリンをチェックしました。勿論、イヴェント会場がいちばん大事。

 公式webはこちら


 白昼社から販売されるのは下記5種類です。イヴェント販売では、Amazonで購入するよりも、消費税が入らないのでお得であったりします。


 

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

  • 作者: 伊藤なむあひ,にゃんしー,赤木杏,ひのはらみめい(そにっくなーす),山本清風,牟礼鯨,霜月ミツカ,恣意セシル,ちょまっこりーな,馬場めぐみ,水銀,eb,泉由良,なかの真実
  • 出版社/メーカー: 白昼社
  • 発売日: 2015/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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子供の晩年

子供の晩年

 
火は綺麗

火は綺麗

 
soyogui, その関連

soyogui, その関連



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 文藝誌オートカクテル2016-手紙-
 赤木杏・恣意セシル・霜月ミツカ・鳥久保咲人・ひのはらみめい・牟礼鯨・泉由良
 「ラヴレター」をテーマに書簡文芸に特化した一冊です。

 ラヴレターを出したことはありますか?
 今年の文藝誌オートカクテルは、1冊すべてラヴレター。
 7人の作家がそれぞれ手紙を執筆しています。
 執筆陣は作家なので勿論手紙はフィクションだけれど、誰にも話したことのなかった露わなノンフィクションの「好き」の気持ちがぐいぐいに込められた112頁。

「好きです」「好きです」「好きです」

 受け取って下さい、好きです。


 5冊どれも最強にして、テイストはそれぞれ違うので、お好みのものがひとつは見つかると思います。判断がつかないときは、13人の作家が書いている「オートカクテル耽美」で好きな作家を探すと便利です。小説・短歌・俳句・詩・随筆が掲載されています。
 搬入にあたってPOPを書いたりラミネートしたりして、私はイヴェント販売の都度これくらい頑張ってPOPを作るべきなんだな、と気付きました。気付くの遅い。